FX初心者が押さえておくべきトレードスタイル

昔は真面目に働いてコツコツと貯金をしていれば、老後も問題なく生活ができていました。
しかしながら、年金制度の実質的な崩壊などにより今の時代を生きている人たちの老後には希望が持てなくなってしまいました。
国も取り繕うかのように投資をすすめるようになり、改めてFXなどの投資への注目が高まっています。
ただ、やはり初心者の方はある程度の知識を身につけてからFXを始めたほうがいいでしょう。
今回はFX初心者の方が押さえておくべき基礎知識をご紹介していきたいと思います。

そもそもFXとは?

初心者の方の中には、そもそも「FX」という言葉が何を意味しているのかもよくわかっていないという方も多いのではないでしょうか?
「FX」というのは「foreign exchange」の略語で、外国為替証拠金取引のことを意味しています。
もともと「foreign exchange」という言葉自体は外国為替を意味していたのですが、現在では「FX=外国為替証拠金取引」の意味で使われています。
この外国為替証拠金取引というのは、証拠金を差し入れて、例えば日本円と米ドルなどのように2つの国の通貨の為替相場を予想して売買をおこなっていくものです。
わかりにくい場合には、海外旅行の際の両替をイメージするといいでしょう。
1ドルが100円のときに5,000円で50ドルに両替をしたとします。
ただ、その50ドルを使わないまま帰国して、50ドルを日本円に戻そうとしたときに1ドルが110円になっていたらどうでしょうか。
1ドルが110円になっている状態で50ドルの両替をすると、5,000円で手に入れた50ドルが5,500円に化けます。
500円分の利益が出るというわけです。
逆に、1ドルが両替したときの100円を下回ることがあれば損をしてしまいます。
ザックリとしたイメージではありますが、これがFXで利益や損失が出る仕組みなのです。

FXをおこなっていく上で理解しておくべきレバレッジについて

初心者の方の中には、FXと外貨預金を混同してしまう方も少なくありません。
確かにFXと外貨預金は似ている部分も多いのですが、やはり商品としてはまったくの別物として考えたほうがいいでしょう。
大きな違いのひとつにもなるのがレバレッジです。
FXには外貨預金にはないレバレッジというものが存在します。
レバレッジというのは、FXにおいて資金効率を高めるための仕組みです。
例えば、レバレッジ20倍ということであれば、1万円の資金しかなくてもその20倍の20万円分の取引ができるようになるのです。
このレバレッジという仕組みがあるからこそ、FXでは限られた資金でも大きなリターンを狙っていくことができるのです。
ただし、FXのレバレッジについては国内FXと海外FXとで違いがあります。

国内FXのレバレッジ

国内FXでのレバレッジというのは、最大25倍までに規制されています。
最大25倍というレバレッジは、海外FXと比べるとかなり控えめです。
しかも、今後国内FXの最大レバレッジがさらに規制される可能性もあります。
初心者の方であれば控えめだからこそ安心という風に捉えてしまうかもしれませんが、国内FXには追証というものがありますのでレバレッジが控えめでもまったく安心はできません。
最大レバレッジで取引をして大きな損失を出して口座がマイナスになった場合、国内FXでは追証があるためにそのマイナスはトレーダーの借金となります。
FXで借金を背負ってしまうという話はよく見聞きするものですが、その中には国内FXの追証によるものもかなり多く含まれているのです。
初心者の方は特に注意が必要です。

海外FXのレバレッジ

海外FXのレバレッジは、国内FXのように規制を受けることはありません。
そのため、海外FXでは何百倍、何千倍というレバレッジも当たり前です。
海外FXでは最大レバレッジが300倍から500倍で平均という感覚なので、国内FXよりもさらに資金効率を高めることができます。
しかも、海外FXでは追証なしのゼロカットシステムが採用されていることがほとんどです。
追証なしのゼロカットシステムを採用している海外FXであれば、口座残高以上のマイナスをトレーダーが背負うリスクはありません。
ハイレバレッジだからこそ初心者の方は不安になるかもしれませんが、ハイレバレッジでも追証なしのゼロカットシステムによってリスクをしっかりと抑えられるようになっているのです。

4つのトレードスタイル

FXには主に4つのトレードスタイルがあります。
「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」の4つなのですが、初心者の方はこういったトレードスタイルの中から自分に合ったものを吟味し、選択していく必要があります。
それぞれのトレードスタイルについて詳しく見ていきましょう。

スキャルピング

FXのトレードスタイルの中で、もっとも短期的に売買をおこなっていくのがスキャルピングです。
本当に数秒で取引が完結することもありますし、数分、長くとも数十分といった本当に短期での取引になります。
トレードの時間軸が短い分、一度に狙える利益はわずかです。
ただ、そのわずかな利益を何度も何度も繰り返して積み重ねていくのがスキャルピングなのです。
スキャルピングでは損切りラインを浅く設定する必要があります。
利益がわずかな分、リスクも抑えられるのですが、慣れてきたら少しずつ取引量を大きくしながら利益を重ねていきましょう。
リスクを抑えられるためスキャルピングを初心者の方におすすめするケースも少なくはないのですが、トレードスタイルとしては中級者から上級者向けと言えるかもしれません。
実際にスキャルピングでは常に自己管理の徹底が欠かせませんので、初心者の方にはややハードルが高い傾向にあります。

デイトレード

デイトレードでは保有したポジションを1日以内で決済していくことになります。
相場の値動きが大きい日によっては大きな利益が期待できます。
もちろん、値動きによっては損失が大きくなってしまう可能性もあるのですが、ポジションを翌日まで保有せずに1日の間に決済まで完了させることによって損失を限定することにもつながってきます。
仕事などの関係で日中にチェックすることができないという方には、このデイトレードがおすすめです。

スイングトレード

スイングトレードではポジションを数日から数週間ほど保有していくことになります。
FXの中でももっとも多いトレードスタイルだという話もあります。
ある程度の逆行を想定して取引量を小さく、損切りラインを広く取るのが基本で、チャートをそう頻繁にチェックする必要はありません。
そのため、仕事などで平日はなかなか時間が取れないという方にもおすすめできるトレードスタイルです。

ポジショントレード

ポジショントレードはFXのトレードスタイルの中でもっとも保有期間が長いものになります。
基本的に数か月、長い場合は数年間という長いスパンでポジションを持ち続けます。
資産運用のようなイメージで売買差益よりもスワップポイントを目的に運用している方も多いです。
長期的な視野を持てる方におすすめの手法です。